日本は2025年には団塊の世代が全員後期高齢者(75歳以上)となり、65歳以上の高齢者数が3,677万人と全人口の約30%になると推計されています。また2020年から2040年に至るまでの20年間で、いわゆる現役世代(20歳から64歳)の人口は1,400万人減少すると言われています。このように、日本は非常に大きな人口構成の変動を前にしている状況です。
人はライフステージによって学校や職場、関係するコミュニティーが変化していくものですが、やはりいくつになっても仲間がいることが人生の一番の楽しみだと思います。そういった意味では、地域住民の皆さんが気軽に集まって、仲間づくりをしたり、生きがいを発見したりできる「通いの場」は、国としてもこの輪をより広げていけるように、精いっぱい応援したいと考えています。
ただ残念なことに新型コロナウイルスの影響があって、最近その活動が難しいと聞いています。そのような中、豪華なメンバーで本日のイベントを開催できたことを大変うれしく思います。皆さんもこれを機会に「通いの場」にご理解いただきまして、より良い集いの場ができるように祈っております。
通いの場ナビゲーターを務めている俳優の梅沢富美男さんとフリーアナウンサーの木佐彩子さん、そして老年医学が専門の東京大学・飯島勝矢教授を迎え、介護予防や健康づくりについて学ぶトークショーが行われました。