お口の健康を保つために

基本的な歯の磨き方

お口の健康と言えば、最も身近なのは歯磨きではないでしょうか。家を出ないから、人に会わないからとおろそかになっていませんか?お口の中を綺麗にすることで、誤嚥(ごえん)性(せい)肺炎(はいえん)の予防につながります。公益社団法人日本歯科医師会の動画を参考にしながら、今こそ入(い)れ歯(ば)を含めたお口のケアを心がけましょう。

基本的な歯の磨き方<6> 部分入れ歯と残った歯のお手入れ
<日本歯科医師会HP「日歯8020テレビ」より>

部分入れ歯の磨き方

〇入れ歯の横の部分や歯茎が当たる内側、留め金の部分に汚れが残りやすく、この汚れがプラーク(細菌のかたまり)になるのでよく磨きましょう。 〇入れ歯を磨くときには入れ歯用ブラシがおすすめです。通常、毛先のとがっている方がやや硬め、反対側の平らな方が柔らかめになっています。

〇入れ歯の表面を磨くときは柔らかい毛の方を使ってゆっくりと掃くように擦っていきます。反対側も同様に。この時、ごしごし強く磨くと表面に細かい傷ができ、汚れたりプラークが溜まりやすくなります。 〇歯が並んでいる部分は歯の溝に沿って磨いていきます。内側の歯茎に触れる部分も溝に沿って掃除していきます。 〇金属の部分はプラークが溜まりやすく磨きにくい場所。とがった硬めの毛先で磨きます。 〇すべて磨き終わったら水でよく流します。この時に熱いお湯を使うと入れ歯が変形するので避けましょう。洗った入れ歯をそのまま乾かすと変形の原因になるので、常に水の中に入れて保管するようにしましょう。また、その水も不衛生にならないようこまめに交換しましょう。 〇入れ歯は食べるための大切な道具です。食べた後に食器を洗うのと同じように、毎食後と夜寝る前には洗いましょう。 〇入れ歯の洗浄剤を定期的に使用することは、入れ歯を清潔に保つのに効果的です。

残っている歯の磨き方

〇大切な歯を守るために必ず入れ歯を外してから磨きましょう。 〇普通の歯ブラシだけでは磨き残しができやすいため、歯ブラシを使った後でワンタフトブラシを使うのがおすすめです。ワンタフトブラシは毛先が尖ったようになった歯ブラシで、細かい部分が磨きやすいです。

〇入れ歯を支える歯は金属が当たる部分に、特に汚れがつきやすいのでこまめに磨くようにしましょう。 〇隣に歯がない場合は、周りをつつみ込むように様々な方向から磨きましょう。歯茎が下がって現れた歯の根もとの部分もしっかり汚れを落としましょう。 〇口の中は歯の数や大きさ、強さ、歯並びなど人それぞれ。少しでも気になることがあれば歯医者さんに相談してみましょう。

お口の機能を高める体操

最近、噛む力が弱くなった、むせやすくなった、口が渇きやすくなったなど、お口で気になることはありませんか?お口の衰えを放っておくと、噛んで食べることが難しくなり、栄養バランスの偏りなどによって介護が必要になるリスクが高まります。こちらのパンフレットを参考に、お口の機能を高める体操に取り組んでみましょう。

►お口の機能を高める体操(パンフレット)[PDF形式:1.59 MB]

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

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